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腱鞘炎は、日常よく使う指や、手首、肘などに起こります。症状は、指などを或る角度に曲げた時などに、ギクッとする痛みがあるものです。このため、手でする作業などが出来なくなります。
仮に、下の図のように指を曲げた時にズキッと痛むとします。 痛み方は、必ずしも「曲げた」場合のみとは限りません。真っ直ぐ伸ばしたまま、何かを押すという動作で痛む場合もあります。(※同じ動作の反復で痛めることが最も多い。) |
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【腱の役目】 腱は筋肉の末端部が細く紐状になったもので、骨に付着している。(筋肉の収縮によって動き、付着している骨を動かす。) 左図は骨と筋肉と腱との大雑把なイメージです。 ※手は、鉄棒に指をかけて身体をぶら下げたり、揺すったり出来る。つまり、筋肉の力を骨に伝える腱も、筋肉や骨と同等に、非常に強い力を支え ていることになります。 |
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人間の手は複雑な込み入った動きが可能です。5本の指がそれぞれ独自に動いたりします。従って、その指を動かすために腱は 一本の指だけでも何本もの腱が働いています。手という限られた狭い場所に腱が何十本もあることになります。このため、腱同士が互いに擦れ 合う恐れがあります。 腱鞘は、これを防ぐためトンネルのような構造で腱をその中に通している。また、腱が正常な位置を動くようにガイドレールのような役目もしています。 ここに炎症が起こって手を動かすと痛むのが腱鞘炎です。(下はイメージ図です。)
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本来、腱と、その腱を通しているトンネル状の鞘とは、滑らかに動くようになっています。(潤滑油的な物質がそこに存在する。) 血液が順調に末端の細部にまで行き渡っている時は、手を少々無理な使い方をしていても故障は起こりませんが、血液の流れが悪くなっているのに更に手を使っての作業を続けていると、 機械で言えば油切れのようなことが起こり、過熱します。つまり、炎症が起こるのです。 |
![]() では、血液が何故順調に行き渡らなくなるのか? 原因としていくつか考えられます。 1、全身的な疲労により、血液を送り出す心臓の働きが悪くなっている。 2、過労により、血液自体の性状が悪くなっている。 3、腱鞘炎の起こった手(または指)よりも上部の、肩や首のつけね、腕 (前腕部)が強く凝っていて、血液の流れが悪くなっている。 |
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@患部を安静にする。(それ以上原因となった動作を続けない。) A患部を T.発症初期(冷湿布)・・・患部が熱をもっていることが多いので。 U.一定期間を過ぎたら(温湿布)・・・温めて血行をよくする。 B患部よりも上位(心臓に近い部分)の筋肉が固く凝っていることが多いので、この凝りをよく揉みほぐして血液の流れをよくする。(このことに指圧やマッサージ は非常に効果があります。) C腱鞘炎が起こるときというのは、全身的に疲労が積もっていることが多いので、無理をせず、休養することも大事です。 |
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仕事の性質上、手の親指に何度も腱鞘炎を起こした私の経験から言うと、腱鞘炎の痛みは、ある日突然痛みだします。それは徐々に痛くなってくるのでなく、或る時を境に百パーセントの痛みです。 そして、治るときも、だんだん痛みが薄らいでゆく・・というのでなく、百パーセントから、或る時を境に突然ゼロになるのです。 ゼロから百パーセント、百パーセントからゼロ、これが腱鞘炎の痛みの特徴と言えます。 |
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以上、腱鞘炎について考えてきました。 腱鞘炎は正しい処置、手当て(上の「腱鞘炎が起こったら」を参照ください。)を行えば、必ずしも手術をしなければならないというものではないと言えます。 しかし、手当てもせず放置し、腱鞘炎が起こる原因となった作業を、起こった後も続けているならば、なかなか治らないでしょう。 なお、「腱鞘炎の痛み」で書いているように、腱鞘炎の痛みには特徴があるので、 手当てをしていても、その分だけ必ず効果(痛みがうすれるなど)が顕れるというものではありません。しかし正しい処置、手当てをしていれば、ある日突然痛みが 消失する日がくると思います。 (2005/10/05) |