注意すべき点




注意すべき点についていくつかあげておきます。

いくつかは、知っていると便利です。



SRAMの接続

SRAMのデータバス・アドレスバスをつなぐ作業はなかなか大変なものです。
工夫すべき点についてあげておきます。


私は、SRAMボードをAKI-H8の上に接続できるように、ピンヘッダの向きを変えています。
SRAM接続に使うピンヘッダだけを上向きに、それ以外を下向きに付けてあります。

こうすると、関係ないピンに線がくっついて信号が化ける心配が少し減ります。
また、SRAMの容量を増やしたいときにも便利です。

この形態を取りたいときは、AKI-H8の上部についている部品を一部折り曲げる必要があります。
部品を実装する段階で、少し足を長めに残しておくのがポイントです。



もう1点。
SRAMとH8のアドレスバス、データバスをつなぐときは、素直につなぐ必要はありません。
A1-A1 A2-A2 ・・・と言うようにつなぐ必要はないのです。

実際、A1-A10 A2-A3 と言うようにつないでも動きます。
また、そのように配線したほうがきれいに結線できるときもあります。

なぜ、そうしてもよいかというと・・・。
書きこみ時・読みこみ時ともに、本来のアドレスではありませんが、全く同じアドレスが行き来します。
結果としてちゃんと動いているように見える、というわけです。

データバスに関しても同じことがいえます。
ちなみにD-RAMだと、こうはいきません。(時分割でアドレスバスの値が変わるので。)



モニタのコンパイル

コンパイルを自力でやる方は、アセンブリA38H.exeを使うとき注意してください。
-cpu=300haオプションがないと、アセンブルできません。

結果として、ちゃんとモニタが動かなくなります。


monitor.srcファイルや、monitor.subファイル内でアドレスを書くときは、絶対番地で書くようにしてください。

H'FFCD ・・・これは駄目です。

H'FFFFCD・・・こう書きましょう。


こうしないと、全く検討はずれの番地を指してしまい、意図した通りに動かなくなります。



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