AKIH8開発環境 小型ROMライタ編


「自立型ロボット製作バイブル」(オーム社・西山一郎氏メガテン氏共著)
に、AKI−H8/3048F用の小型ROMライタが紹介されています。

これはBestTechnology(http://www.besttechnology.co.jp/)で販売されているものと、
同じ回路のようです。

メインとなるのはMAX662というICですが、ちょっと前までこれは入手困難でした。
最近、これの上位バージョンであるMAX662Aが、秋月の通信販売で手に入るようになったので、
さっそく小型のROMライタを構成してみました。





ハードウェア

以下が回路図です。

アプリケーションノートや、BestTechnology製ROMライタでは、VOUT/VCCにつながっている
コンデンサは、タンタルコンデンサを使っています。

今回は手元にタンタルコンデンサがなかったので、アルミ電解コンデンサを使いました。

アプリケーションノートには、「セラミックコンデンサを使う場合は2μFと1μFに、
アルミ電解コンデンサを使う場合は10μF以上のもの」を用いよと書かれていました。

よって、ここでは22μFのものを使っています。

製作上の注意点ですが、MAX662Aとコンデンサとの配線を極力短くすること
が重要です。(このことはアプリケーションノートに書かれています。)

MAX662AのSHDN(8番ピン)とVCCを結んだときはシャットダウン状態で、
通常時はこの状態にしておきます。

書き込みを行うときは、MAX662AのSHDN(8番ピン)とGNDを結んでください。
ここではジャンパピンを用いて設定するようになっていますが、切り替えスイッチを用いると使い勝手がよくなるでしょう。



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