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もはやどんな仕様だったか思い出すのも困難な位、前に作った機体です。 (といってもたかだか1年ちょっと前ですが。) 秋月製、「ステッピングモータ駆動キット」(だったっけ?)についている ステッピングモータ×2で作った機体です。 直進と、壁を見つけたら停止、右か左かに一度だけ旋回することしか できない機体でした。 フレームはアルミですが、あまりにもお粗末な工作精度 (中学生の方がまだうまいくらいです)だったため、当然まっすぐ走れませんでした。 また、接触不良が頻発しました。(コネクタの設計がまずかったからでしょう。) タイヤは「タミヤ楽しい工作シリーズ」のナロータイヤをつかってます。 それから、前輪として同じく タミヤ楽しい工作シリーズの、ボールキャスタが入っています。 |
試作機1号機を完全に分解し、使い勝手の良い部品を継承し、それ以外を新規に作り直す、 という方法で作った機体です。 やっぱりフレームの工作精度は悲惨です。ぜんぜん向上してません。当時は、 「とりあえず、フレームは後回しで他のところを完成させるんだ」などと言い訳していましたが。 センサ回路は 晋乃介エンジニアリングさん(http://homepage1.nifty.com/powder/) のものを、ほぼそのまま使わせていただきました。(この場を借りて御礼申し上げます。) 以後、ずっとこのセンサ回路で製作しています。 ・・・私にはセンサ回路設計のセンスはないですね。役に立たないものならかつて作りましたが・・・。 (CDSとLEDを組み合わせたものです。外乱光にめちゃくちゃ弱くてそのままでは使えませんでした。 後にカバーをつければ何とか使えるらしいことが分かりましたが。設置面積の都合で使ってません。) CPUはAVR、モータ駆動回路はMP4012というトランジスタアレイ(?)です。 パルス分配は74シリーズを組み合わせてやってます。 実は現在も残っていて動く、唯一の試作機です。 超低速ですが、右手法までやってしまう優秀な機体でした。・・・フレームを除いては。 |
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試作機1号・2号機は、多くの問題を抱えた機体でした。 まず、致命的なことに、モータが・・・・ ・トルクが出ない。 ・7.5度刻みでしか回転できない。 ・形状が取り付けに不便。 などなど、困ったこと満載だったのです。 また、トランジスタでモータを動かしていたため、速度が出ませんでした。 それらの問題を解決すべく作ったのが3号機です。 |
![]() その後の試作3号機。 相当手を入れた 思い入れのある機体です。 ただし・・・ まともに走りませんでしたが・・・。 |
モータドライバにSLA7033Mを使用。ステッピングモータはKP4M4−019というジャンクで手に入れたモータ。 (なんでもフロッピードライブ駆動用だとか。)3.6度刻みで制御できるので、即採用となりました。 センサは松下製のON2173という物を使いました。 1個480円もしたのでかなり痛かったですが・・・検出精度は大変良いものでした。 パルス分配はPICでやっています。 メインCPUはH8/3048F。秋月のAKI-H8ボードです。 さて、肝心の性能ですが・・・。 SLA7033Mのおかげで確かにスピードは出ました。センサも抜群・・・。 ですが・・・。車重が重くなりすぎ、車体が進んでくれません。 電池を手で持ってやっと進んでくれます。(かなりの速度で) センサにも問題がありました。センサ自体が重くて、基盤がたわんでしまうという あまりにも致命的な弱点です。結局この機体は、直進・旋回・高速走行(ただし電池は別) しただけで終わってしまいました。 |
試作3号機の弱点を克服すべく・・・ ・強力なモータを使う ・軽いセンサを使う ・センサ基盤を小さく作る。 という点に気をつけて設計、製作したものです。 ここから、かなり、フレームの工作精度が良くなっています。(実は2・3度作り直した後のものです。) センサを増やしたことにより、発熱がひどくなったため、放熱板を付け加えています。 モータは日本サーボ製の強力なモータです。はっきり言ってマイクロマウス用としては 不向きなくらいパワーがあります。 当然パワーの分、重くて幅の大きなモータです。(この点がマイクロマウス向きでない) 加速度・最高速度という点では、私が作った中で最強のマウスです。 壁を「削るようにして」、鋭く直進します。(実際何度か削ってしまいました。) |
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また、今まで分けていたモータドライブ回路と、CPUを一体化しました。 今までこれらがコネクタでつながれていたせいで、何度も誤動作を起こしていました。 一体化したせいでそれはなくなりました・・・が。 一体化の弊害は電源部に発生しました。 3端子レギュレータが異常発熱し、挙句の果てにつぶれたり、レギュレータの足が 金属疲労で折れたり(しょっちゅう放熱板をつけたりはずしたりしていたせい)しました。 けっきょく、電源部の設計がまずいせいで、この機体は全く動かなくなりました。 ですが、ここで犯した間違いはすべてAVE-1で改善されています。 AVE-1は電源部はシンプルになり、配線はとても太い線材で行っています。 レギュレータは78シリーズでなく、LM2940CTを使うことにしました。 モータはパワーをかなり落とし、その代わり大幅に車体幅を小さくできるKH39FM2−801にしました。 センサはかなり作りこんだので、4号機のものをそのまま流用しています。 また4号機から、電池をはんだ付けした物を使うようになりました。 今まで電池ボックスのものを用いていましたが、とりまわしが悪く、接触抵抗が高い等悪い事づくしでした。 (実際には電池1本ずつ充電できるので、電池の長期使用という点では電池ボックスの方が上でしょう。) |
![]() 現在はモータとメインボード だけが残ってます。 |