【半導体産業新聞】掲載日:平成13年2月28日

 
●東レエンジニアリング 検査装置事業が好調 今期売上高 過去最高の見込み
 
 東レエンジニアリング(株)(大阪市北区中之島3−4−18、TEL 06−6447−5205)は、検査装置事業の今期売上高が過去最高になる見通しである。半導体ウエハーや薄膜磁気ヘッドの外観欠陥検査装置が前年比三倍の出荷台数に上っているほか、海外向けにも液晶ガラス基板用異物検査装置などが好調であったためで、前期比約二倍の売上高を達成しそうだ。

 検査装置事業は89年から東レの一事業としてスタートし、シナジー効果を考慮して昨年6月に半導体や液晶製造装置を手掛ける東レエンジニアリングに事業移管された。半導体、液晶、薄膜磁気ヘッドの三分野を中心に、画像処理系「MV」「I」、光学応用系「OP」「IQ」、光干渉を利用した「SP」の各シリーズをラインアップしている。

 今期、国内では、良品学習アルゴリズムを搭載した「インスペクトラ(Iシリーズ)」が好調。パターン付き半導体ウエハーや薄膜磁気ヘッド向けに加え、ICカードや自動車部品、光通信デバイスなどの検査にシェアを伸ばした。今後は、0.11sec/1画面、80秒/8インチウエハーの検査時間をさらに短縮する考えで、高速化に向けたソフトウエアの開発に力を入れていく。

 一方、海外では、韓国や台湾向けに液晶ガラス基板異物検査装置「IQシリーズ」の出荷が増えた。レビユー機能を搭載してパーティクルの種類、大きさなどが確認できるのが特徴で、業界トップシェアを獲得している。基板の大型化、高精細化により、検出するパーティクルサイズは0.5μm以下が求められており、同社では0.45μmの検出を実現。 今後も、1000mm以上の大型基板対応、検出精度アップを図る。

以上